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全国地方議員交流会の報告

全国地方議員交流会

分科会の報告(8月21日)

<共通テ-マ> いま地域で何が起こっているか、この政治をどう変えるか

☆ 第3分科会 =教育基本法の改悪でどうなる=地域の教育 
報告者:
東京都杉並区の小学校教員 長谷川和男さん(杉並区教職員組合前委員長)
東京都立日野高校事務職員 伏見 忠さん

●東京を中心とする教育現場で何が起こっているのかを伝えていただきました
<山田区長就任後、大変貌をとげた杉並区の教育>

●以前は教員の間で入りたい地域のトップクラスの杉並区の学校でした
 管理主義的な学校運営、(校長の声を聞かないケ-スが多い)トップダウンによる有無 を言わせない「教育改革」、学力テスト、体力テストによる競争主義の導入により体調 を壊す教員が増えて、定年を前に退職していく教員が激増している

●中学校の歴史教科書、「つくる会」の教科書を採択
 原爆反対運動の発祥地である杉並区が広島の原爆について、わずか2行しかふれていな い、事実を伝えようとしていない教科書を使っている
<改革と言うが実は改悪、杉並区の実態>

●学校選択制
 どの小学校でも自由に選べるという制度は、学力テストや体力テストの結果で良い学校 を決め、保護者に選ばすという現実になっている。子どもたちは競争の中に更にほうり 込まれ、教員は学力テストの平均点を上げるために競わされる
 一家庭で兄弟姉妹が別々の小学校に通う家庭は少なくない。家庭もバラバラになり地域 とのつながりは皆無になっていく

●小中一貫教育の推進校の設置
 小中の連携は重要であるが、エリ-ト養成教育を目指そうとしているのが見て取れる

●区独自の体力テスト、学力テストの実施
 杉並区の子どもたちは国の学力テスト、都の学力テスト、区独自の学力テスト、体力テ ストと常に競争と選別にさらされている

<一番の問題は何か>

 杉並区の教育の実態について、伝えていただいたわけですが、一番の問題は「競争原理 の中に学校を投げ込む」ということだと感じました。足立区で学力テストの時に答えを 教員が教えていたという事件が大きく報道されました。学力テストの点によって予算の 配分にも影響が出るという信じられない実情があるわけです。
 教育の現場をそんな場にしてはいけないことは誰もが理解できるはずです。

<私たち地方議員の役割は?>

 改悪教育基本法の先取りをしていると言われる東京都、その中でも品川区や杉並区の教育は、全国的に見ても国が目指している教育の姿とも言われています。各地の議員の体験や報告を通して、「子どもたちに今何がふりかかっているのか」に私たちも目をこらし、教師の訴えや保護者の叫びを聞き、議会と保護者が連携し教師を支えることが大切である。また3者が力を合わせることが「子どもたちを豊かに幸せにする教育」を求めていく原動力となることを確信しました。