2015年11月
異常な天候が心配…
暖かい秋が続いていますね。
10月中旬から11月初旬にかけては視察研修や、友人との恒例のお泊り会等で数回上京しました。寒くなったら困ると思いコートを持って行きましたが、半袖になりたいほどの暑さでした。かと思うと11月2日に「多文化共生を考える議員の会」で三重県議の方々と横浜の国際交流協会へ視察研修に行った時には、11月下旬の気温で寒くて震えました。暖冬予想が出ていますが、異常な天候は思わぬことが起こるのではと心配になりますね。

安保法案もTPPもアメリカの言いなり
犠牲になるのは私たち国民
11月10日、中日新聞の「発言」に14歳の中学生の投稿が載っていました。
「私は沖縄県で20年前に米兵による少女暴行事件があったことを、記事を読んではじめて知った。しかも当時その米兵を、日本の警察が捕まえることができなかったと知って、おかしいと思った。沖縄の人たちが、なぜあんなにも必死になって辺野古に基地をつくらせないようにしているのかが分かった気がした。沖縄の人々が安全に暮らすために、日本全体で何かしなければならないと感じた。(略)」
この中学生の少女が「おかしい」と思ったことは、当然の正しい感情だと思います。でもその正しさが、正当ではないと言う政治がまかり通っているのだから、大人としてもっともっと頑張る必要があると改めて感じました。
<安倍政権はアメリカの言いなり、この証拠があります・・・・>
2012年8月10日に出された「第3次アーミテージ報告」を見るとそこに証拠があります。これはアーミテージ元米国国務長官が中心になり出したもので、「同盟を結んでいるアメリカについて来るのか、二流国家へと転落するのか、決断せよ」と次のような要求を政府に迫っているのです。
- TPP交渉への参加に加えて、包括的経済エネルギー安保協定のように包括的な協定を追及すべきだ。
- 日米間の機密情報を保護するために、防衛省の法的能力を強化すべきだ。
- 普天間の海兵隊飛行場は時間と政治資本を消耗したが、未来に照準を合わせれば解決できる。
- 集団的自衛権の禁止は日米同盟の障害だ。
- 航行の自由を保障するため、米国と協力して南シナ海の監視を増やすべきだ。
- 平時から緊張、危機、戦争状態まで、安全保障上のあらゆる事態において、米軍と自衛隊が全面協力するための法制化を行うべきだ。
- ホルムズ海峡を閉鎖するイランの意思表示に対して、日本は掃海艇を派遣すべきだ。
- PKOへのより充実した参加を可能にするため、武力で一般人や他の平和維持隊を保護すべきだ。
- 原子力は日本の包括的な安全保障に欠かせない。原発再稼働。
(以上はアーミテージ報告原文、webでも確認できます)
安倍政権は「アーミテージ報告」の要求を実行したと言うことです。
恐ろしくて言葉がないくらいです。
<なぜアメリカはなりふりかまわず、一層日本への圧力を強めてきたのか>
オバマ大統領は2011年末、アジアと中東に睨みをきかす2方面作戦を修正し、アジア重視の戦略を打ち出しました。湾岸戦争、イラク戦争、アフガニスタン侵攻でうまくいかず、軍事費の負担にも耐えられなくなり、中東から撤退せざるを得なくなったためです。中東では負けて、国家財政も更にひっ迫しドルの信用も落ちています。アメリカも必死なわけです。
「アジア重視」は急速に台頭してきた中国をけん制し、発展するアジアでの権益をアメリカが確保するためです。そのためにはアメリカの代りに軍備を増強し、経済的にも言いなりになる(TPPはアメリカの利益)日本は欠かせない子分です。でも子分になっても(対米従属)その中で安倍政権を支えている一握りの大企業や、富裕層は利益を得て太ってくことができるのです。
対米従属が諸悪の根源だと言っても言い過ぎではないと思います。こんな「おかしい」「屈辱的」な国の在り方を変える必要があるのではないでしょうか。
季節のいろどり

